東京カナダ大使館での訳本紹介イベント

一月半ばから3月初旬まで、今回は6週間に渡って訪日していた。

 

幾つかの私的用事と共にビジネス関係で一番念願だったのは、東京カナダ大使館で訳書紹介のイベントをして欲しいとのお願いに対する返事を頂くのが目的であった。

 

御所の目前の青山通りにあるカナダ大使館の建物

 

すでにこの欄で何度も書いているように、去年と今年は日加友好関係樹立から90周年と言う記念の年に当たるため、「日系カナダ史」を少しでも多く日本の読者に理解して頂きたいとの思いがあったからだ。(不随ながら、記念の年が二年に渡るのは、日本からカナダに公館を出したのが1928年で、カナダから東京にオフィスを設けたのが翌年の1929年であった為である)

 

 

そこで去年(2018年1月)から、私は精魂込めて丁寧なお願いのメールを何回も送った。もちろん英文のプロポーザルも然るべき担当者に渡して欲しいと送っているし、原作者のAnn-Lee/Gordon Switzer夫妻も、現カナダ大使宛てに郵便で手紙も出している。しかしこの一年余り返事は一切なく「無しのツブテ」だったのだ。

 

私たちは飛行機代やお礼などを一切要求していない旨も書いた。ただ両国にとって非常に記念すべき年に、意義あるイベントをさせて頂きたい旨をお願いしたのみであった。

 

しかし待てど暮らせど一切の返事がなかった事で、私は今回の訪日の折りに然るべきカナダ人の担当者に直接会って、交渉させて頂きたかったのだ。

 

だが残念ながらその「然るべき担当者」にお会いすることは出来ず、結果から先に言えば「NO」と言う返事のメールが、最初にアプローチした日本人職員の方から英語で送られて来た。

 

もちろん担当のカナダ人に、そのメールがBCCが送られていることは自明の理である。私は即カナダ人の担当者に英語で「とても残念である」旨の返事を送った。

 

理由はと言えば、そう言った文化的な行事には興味がないこと、またお決まりの資金不足というのである。東京でそのメールの返事を入手するまで、大使館への訪問、電話、何回かのメールのやり取りがあった事は言うまでもない。

 

しかしそうであるなら、何故無回答を押し通さず「興味なし」あるいは「資金がなし」と一年以上前に一言返事をくれなかったのだろうかと、断られた今も不思議でならない。

 

40数年カナダに住んでいる私のカナダ人に対する感想は、礼儀正しく礼節を重んじる人たちであることから、大使館上層部の人々の誠意のなさに、原作者のAnn-Lee/Gordon Switzer夫妻共々心底落胆している。

 

 

エレベーターで二階に上がると、開かれた空間に造られた石庭が目に飛び込んでくる

 

 

 

 

〜*〜*〜

 

 

追記:折も折先月3月24日には、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャルとして山崎豊子の「二つの祖国」が4時間にのぼる長編ドラマになって放映された。

 

 

 

また1984年には、題名を原作の「二つの祖国」から「山河燃ゆ」に変名して、初めて太平洋戦争を描いた「大河ドラマ」としてNHKで制作された。出演は松本幸四郎、西田敏行、鶴田浩二、三船敏郎、沢田研二などである。

 

 

加えて2010年11月には、TBS開局60周年記念として「99年の愛 〜Japanese Americans〜」と題するドラマが創られた。草薙剛、仲間由紀恵、岸惠子などが出演している。

 

 

この様に日系アメリカ人を主題にしたテレビドラマは私が知るだけで3本も制作され、テレビと言う媒体を通して放映され多くの日本人視聴者を得ている。

 

一方日系カナダ人については2014年に「バンクーバーの朝日」と題した映画が、妻夫木聡主演で製作されたものだけである。

これは当時の日系カナダ人の男の子たちが集まってバンクーバーで作った野球チームの話で、白人カナダ人のチームとの試合を通して排斥の日々に立ち向かう若者たちの物語である。

 

 

カナダもアメリカと同じように日系人は戦時中に強制収容所に送られている。

 

だがアメリカ西海岸の日系人との大きな違いは、終戦(1945年)を迎えてからも4年の間日系人に対して非常に偏見のあった当時のマッケンジー・キング首相の意向を反映した法律によって、西海岸の故郷に戻れなかったと言う悲史がある。

 

彼らは日本に戻るか、又はカナダの東部に移動するという選択を余儀なくされた。しかしこの事実を知る日本人はごく限られている。

 

そんな意味においても、日加修好90周年に当たり東京のカナダ大使館において「希望の国カナダ・・・、夢に懸け海を渡った移民たち」の紹介が出来ることを切望していたのだが・・・。

 

 

訳本の購入は引き続き以下で可能です。

 

カナダ・アメリカ:サンダース宮松敬子

               本代:$29.95cad(税込み)+送料

       mail:k-m-s@post.com

 

カナダ・トロント:Japanese Canadian Cultural Centre(トロント日系会館)の本屋

                                  6 Gramond Court ,Ontario, Toronto, M3C 1Z5

             Tel:416-441-2345

              本代:$29.95cad(発送はしていません)

 

カナダ・バンクーバー方面:Nikkei National Museum & Cultural Centre (日系ミュージアム)の本屋

                                            6688 Southoaks Cres. Burnaby, BC, V5E 4M7

                 Tel:604-777-7000

                  本代:$29.95cad(発送はしていません)

 

東京:連絡所

    本代:¥2600.00+送料(1〜2冊)レターパック¥360.00=¥2960.00(合計)

    mail: shohara@uraraka.co.jp (連絡所代表の原 生(Hara Sho)氏とやり取りをして下さい)

 

 

 

 

 

 

 

 



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