TorontoからVictoriaへの国内移住記 −3−

Day8  5月21日(水)

何度も同じことを思い、同じことを書いてしまうのだが、とにもかくにも北米大陸は広い!
もちろんそれはすでに十分過ぎるほど知っているのだが、こうして日々走りに走り運転をし続けていると、実体験としてその大きさを感じないわけにはいかない。

その思いは、時には「すごいな、この広さだもの、日本のようにコセコセしていなくていいな」と思うのだが、段々疲れてくると「もういい加減にしてよね!」なんてブツクサと文句が出始める。勝手なものだ、と自分ながら苦笑する。

すでにこんな旅を体験した方は、よく「いつまで走っても景色がちっとも変わらない」と言うけれど、そうとも言い切れないことを今回の旅では何度も感じた。

場所によっては確かには30分くらいでは、ほとんど同じ景色が続いているように思える。
だが、それでも今まで緑の畑が見えていたかと思うと急に「no man's land」と言った景色になり、まるで砂漠のように不毛の地になる。

またHWYの右と左では全く様相が異なり、片側は青々とした何かの作物が植わっているのに、もう一方は背の低いセイジの生い茂るドライな土地が目に入る。


加えて何とも驚くのは、こんな人里離れた土地の岩山の上に時々家がポツンと建っており、犬や車が見えたり、煙突から煙が出ていることだ。
何を生業にしているのか、どのような生活をしているのか、どんな人が住んでいるのか・・・果てしなく想像が広がる。







8日目の夜は、オレゴン州とワシントン州の州境にある国道#84からちょっと入ったPndletonという小さな街に泊まった。
HWYからは全く姿の見えない谷間に広がった街である。

聞くところによれば、100年余の歴史がある街と言い、小麦などの農業が産業の中心と言う。
小奇麗ではあるものの、いかにも豊かなそうな街という印象は受けないのだが、知る人ぞ知る街のようだ。

興味深いのは、街中には歴史的な建物が多く、写真のような素敵な家々が幾つも建っていることだ。
HWYのサインを見ただけでは、こんな所にこんな街が広がっているのを想像するのはとても難しい。






だがもう一つのここの産業(?)は郊外に刑務所(↓)があることだ。



ホテルの支配人が言うには、入所している人を泊りがけで訪ねる家族や友人たちが多いため、ホテル業が栄えているとか。

そういえばアメリカのHWYには、時々「刑務所あり」とのサインが見えるのだが、その傍には「ヒッチハイクをピックアップしないこと」と書かれている。
カナダでは(少なくとも私は)見たことがのない標識のため驚いた。


Day9 5月22日(木)

9日目(5月22日)は一路太平洋岸のSeattleに向かって運転した。
HWYから見える標識が、聞き慣れた街の名前になって来たのが嬉しい。

ワシントン州にあるCascade Rangeの山々



今夜はSeattleの近くになるAnacorteというリゾート地に泊まることになった。
太平洋に面した幾つもの入り江にある街の一つで潮の匂いがする。

明日の朝8時半にこの街の波止場から出るフェリーに乗ってBC州のヴィクトリアに行く予定である。
とうとう5000キロに及ぶ車の旅も明日を持って終わることになる。

                              
                               ・・・つづく




 


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