カナダ日系史「Gateway To Promise」翻訳チーム近況 −3−



「Gateway To Pomise」翻訳チームの面々

2月に入って間もなくの日曜日、チームの翻訳者たちと著者のAnn-Lee, Gordon Switzer夫妻を招いて、拙宅で初顔合わせの会合を開いた。

トロントから参加して下さっているKAMさん、去年の秋までトロントの某機関に勤務されていたものの、東京に戻られてすぐにフィリピンのマニラに赴任されているTK氏、訪日中のKWさん、当日のご都合が付かなかったMHさんの4人は残念ながらご一緒出来なかった。

だがバンクーバー方面から5人、当地近辺のから4人、ジョージア海峡に浮かぶ島Denman Islandから1人の総勢10人が上の写真のように勢ぞろいしたのである。

この週末は、月曜日がFamilyDayという国の祝日であったことに加え、中国人のお正月、春節の開始日にあったため、本土のバンクバー方面からお越しの方が、予定のフェリーに乗れるかどうかかなり心配した。
だが、問題なく無事にこれだけの人数が集まれたことは嬉しい限りであった。

とは言え、今度は帰りのフェリーの時間もあり、時間的制約のある中の慌しいミーティングはかなり忙しかったが、返って集中しての話し合いが出来た。

加えて、そのミーティングの前には、拙宅から3ブロックほどの所にあるRossBayCemeteryに出かけ、初期の日本人の移民たち150余体が眠る墓地を散策し、著者のSwitzer夫妻からその歴史を聞くことが出来た。



昨年8月のお盆の時の飾り付け

再度拙宅に戻ってからは、小さなフォントで書かれた大判400ページの英語の原本を、どのようにページ分担するかを話し合ったのだが、ほとんど平等に問題なく仕分けしたのである。

もちろんページの真ん中で切ることは出来ないため、1人分が多少多い人も中には出てしまったのが心苦しかった。
だが、誰もがそれを理解し文句を言う方もなくスムーズに運んだのである。


GTP
英語原本の表紙

話し合いの途中で私は何度も一同の顔を見渡たしたのだが、皆さんとても真剣で、協力してこの仕事を仕上げようとする前向きな熱意に溢れており、何とも素敵な「知的集団」であることが確認され本当に嬉しかった。

しかし一番肝心な題名「Gateway To Promise」の日本語訳を何にするかを決める時間がなかった。
後からメールで相談することは出来るので心配ないが、今のところ:

〔鸞の地への門出 ”19世紀末〜20世紀半ばの日本人のカナダ移民史”
希望へのゲート  ”同上”

などの案が浮上しているが、これについてはもっと翻訳者たちとの意見の交換が必要のようだ。


〜*〜*〜

嬉しいニュース!

トロントに住んでいた頃に親しくさせて頂いたある日系二世の女性は、原本を買って下さり、加えてこのプロジェクトに果敢に取り組む私たちチームの思いに”感動した”とのノートを添えて小切手を送って下さった。


GTP
添えられていた手紙

80歳を越えるこの女性には、西海岸で幼少時代を過ごし強制収容所に送られた経験がある。
私は親しかった割には、子供の頃のその悪夢のような体験について、彼女の口から直接聞いたことはない。

封印してしまいたい思い出なのかもしれないと、あえて話を聞くことを私は避けたのであるが、今となってみるとそれが悔やまれる。





 


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