なごり雪

東北の青森で発行されているタウン誌

    「ゆきのまち通信」(2017年1−2月号)に寄せた一文

 

 

私は3年程前にカナダの中央に位置するトロント市から、西海岸にあるビクトリア市に国内移住しました。

 

この国の冬は確かに厳しく夏は束の間に終わるため、退職後に国内では一番暖かい当市に移住して来る人が多いのです。とは言え、ここでも薄っすらと一面に白いものが見える日もあります。

 

Victoriaの雪は降ると言ってもこの程度のもので、翌日には溶けてしまうことが多い

 

それがすでに春の気配を感じる頃であったりすると、満開の寒椿の赤と美しいコントラストを見せ、ふと「なごり雪」という言葉が頭をよぎります。

 

寒さにめげず咲く寒椿

 

 そして反射的に口ずみたくなるのが「かぐや姫」の同名の歌。私はこれがリリースされた時すでにカナダに住んでいました。でもその後訪日の折りに聴き、若さ故の恋の行方の切なさを感じさせる歌詞やメロディーが心に染みたのを覚えています。

 

しっかりと枝にしがみ付いて咲く可憐な椿。Victoriaにはことのほか椿が多いように見受けられる

 

 当時は「なごり雪」と言う言葉はなく、危うく「なごりの雪」と訂正されかけたとか。「の」が付くか付かないかでニュウアンスが微妙に変わる日本語の美しさに感動します。

 

「これでもか〜!」(笑)と言う感じで咲く椿の大木もそこここにある

 

 

 

 

 



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