トロント国際映画祭 

9月17日(金)  
  
                 TIFF
     
                
通称
TIFFToronto International Film Festival)と呼ばれるトロント国際映画祭(99日〜19日)が終盤を迎えつつあり、指定の映画館を始め、関連の場所には映画人、関係者、ボランティアなどが集まり、街中はいつも以上の賑わいを見せています。

 

今年は1975年にこの映画祭が開催されて以来35年目を迎え、出品された作品も300本以上(短編81篇)になります。

こんなに数があると、一般人は見たい作品を探すのがまず第一の難関で、次には切符を買うのも一仕事。もちろん
on lineでの購入は可能ですが、切符を取りに行く時間も年頭に入れなければなりません。

 

また人気の映画の切符は早々に完売し、プレミアムが付いて売られているようですが、一枚30ドルほどになるものもあるとかで、余程思い入れのある監督や俳優の作品でなければ、普通の人は正直手が出ないのです。
となると、(毎年思うことですが)かなりの時間的融通のある人、またお金のある人でないと中々すべてをエンジョイするのは難しいということになります。

 

そんな中、13日(月)にはベトナム、韓国、日本の映画関係者を中心に「アジア映画産業ネットワーク」の人々が、トロント国際交流基金が催す懇親会に集まりました。

  TIFF TIFF 
     トロント国際交流基金での懇親会                  リンダ・ホ−クランド監督


TIFF TIFF

      園田枝里子監督             園 子温(そのしおん)監督

ここで驚いたのは、聞きしに勝る韓国の映画産業への力の入れようでした。入り口で配る分厚い書籍類は全てフリーで、しかもしっかりと英語に翻訳されているのです。
翻って日本の薄っぺらいパンフレット!

                    
                    
  日本のパンフレット(2010) 
  左側は2009年のもの!                韓国の英訳された分厚い書籍類

 TYFF  TIFF


今年日本からは以下の9作品が参加しています。

     ノルウェイの森(原作:村上春樹) トラン・アン・ユン監督(ベトナム人)

     告白 中島哲也監督

     玄牝(げんぴん) 河瀬直美監督

     冷たい熱帯魚 園 子温(その・しおん)監督

     十三人の刺客 三池崇史監督

     ANPO リンダ・ホーグランド監督

 

【短編】

     Landscape, semi-surround 園田枝里子監督

     Tokyo – Ebisu 西川智也監督

     Le Projet Sapporo「札幌プロジェクト」マリー・ホセ・サンピエール監督 
 

話題の「ノルウェイの森」は、観た人によって意見が分かれますが、小説をすでに読んでいる人には物足りなさが残るようです。映画の方が原作より良いと言うことはめったにない一例かもしれません。

 

私は「玄牝(げんぴん)」(河瀬直美監督)を見たいと思っていたのですが、何ともラッキーなことに切符が手に入ったことで、夜の900pmからのショーに足を運びました。映画館は半分も埋まっていなかったのですが、考えていたよりずっと見ごたえのある一本でした。

これは女性の出産にまつわるドキュメンタリーですが、
見終わった今でも、うっそうと生い茂る木々を伝わる風の音、木漏れ日、妊婦たちが薪を割る音などが耳に心地よく残っていますし、河瀬直美監督特有の、ロングショットのカメラワークで撮った自然の風景が目に焼きついています。

     TIFF   TIFF


余り手を加えず、あるがままの状況を伝えるドキュメンタリー映画というものを、私はこよなく愛する一人です。
この作品は「妊娠・出産」という荘厳な人生経験に向けて、不安と期待に輝く女性たちの、みずみずしさが偽りなくストレートに伝わって来ました。


でも映画は、通り一遍の「出産物語」では終わっていません。
 

子供を産んだ経験のある女性は、きっとその時の自分を思い出すでしょうし、これからその過程を通る人には、未知の世界の不思議を感じさせてくれることと思います。

 

セリフはすべて、出演した女性たちが自由に話す会話を録画して話が進んでいきます。

その中で一番多かった言葉は、出産後、何度も何度も何度も口から出る「ありがとう」でした。

その一言以外には何も言えなかった私自身の遠い昔の記憶とダブって、深い感動を味わいながら見終わりました。

          

  


新装なったホームページ

9月11日(土)


今日、9月11日にWebサイトのデザインを一変し、新装成ったホームページを立ち上げました。



今回はご覧のように白・黒で統一し、写真をクリックするとカラーのphotoが現われるという二重構造です。「見た目がとてもプロフェッショナルで、大人の雰囲気が感じられる」なんて言って下さる方がいて気をよくしています。ウェブマスターは今までもずっと私のHome Pageにかかわってくださった佐藤須美さんです。

 

考えてみると、初めてWebサイトなるものを開設したのは2000年ですから、今年で10年目を迎えたことになります。 



このblogは、主に日々自分が感じる思いなどを気軽に書いて行きたいと考えていますが、他にもカナダや日本に出す不定期の寄稿記事、トロントの仲間とやっている文集の原稿、或いは旅行記なども加えたいと思っています。そのためにタイトルを「All Around Me」としました。



今後どんな頻度で書けるか定かではありませんが、「カナダ社会考」「新刊 日本人の国際結婚 〜カナダからの報告〜」の更新と共にお読みいただければと願っています。

 

                  9年目になるWTC崩落の日に



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