秋の富士山を楽しみました

10月23日(土)

10月半ばから、日本の秋の日々を楽しんでいます。

公私にわたる訪日です。ちょっとお天気に恵まれなかった日々があったものの、今日などは秋晴れの爽やかな週末です。

日本(柿)

日本の秋の象徴である柿もそこここでたわわに実っているのが見られます。

以下は、先日親戚の者が富士5合目までドライブに連れて行ってくれたときの写真です。

この日も秋晴れだったのですが、大して観光客はいなかったことで、賑やか過ぎることもなく素敵な思い出が出来ました。

日本(富士山)

富士山は、5合目に到着した時には雲に厚く覆われていて「せっかく来たのに残念!」と思ったのですが、山歩きをして駐車場に戻った時、パッと雲が晴れてほんの2,3分こんな頂上の姿を見せてくれました。

あの有名な富士山の形ではなかったので、「えっ?!」と思ったのです。
それもその筈。すでに5合目にいるのですから、裾野からのあの姿を見ることは出来ません。

今年はキノコが当たり年とか。ここまで登って来て「キノコ狩り」に行く登山者が沢山いて、その収穫を目の辺りにして驚きました。

                   日本(きのこ)
上の写真はほんの少しの収穫ですが、ものすごい量を取った人の籠も見せてもらいました。

もちろん毒キノコには注意しなければなりません。
そこでこの5合目にあるお茶屋さんの主であるおばあちゃんが、皆が収穫したものを手際よく選別してくれます。
必ずしも色の鮮やかなものは「毒」とは限らないようです。

日本(椎茸・おばあさん)  
キノコ狩りの人々は朝5時ごろから来て、山奥に分け入るようです。

                     日本(椎茸籠)
手作りのキノコ狩り用の特別な籠も売っています。

日本(こけもも)
秋には「こけもも」も収穫できるとのこと。

日本(鹿)
下山の途中では、こんな鹿の親子も見かけました。

帰りにはあの有名な「ススキが原」にも廻ってくれたのですが、もうすでに夕刻が迫りはっきりと見渡せなかったのが残念でした。
(日本はこの時期5時頃にはすっかり暗くなるのですが、その代わり朝6時半ごろには明るいのです。トロントとは真反対なのですね)

そう、そんな薄暗い中でしたが、それだけに返って幻想的ではありました。本当に見渡す限り一面がススキで覆われています。

                  日本(ススキの) 


穏やかな日本の秋の風景を満喫した一日でした。




クリスマスのフルーツケーキ

 10月6日(水)

秋は日を追うごとに静かに静かに深まっています。
2、3日忙しくしていると、ついこの間までグリーンだった筈の木々が、急に色付いているのに気付いたり、燃えるように赤かったモミジの葉が落ち始めていたりします。

     xmas cake

                                                        xmas cake

今トロントはまさに秋たけなわ!
この侘しい感じが決して嫌いではない私は、感受性の衰微をきたさないようにと体一杯で楽しんでいます。

そこここで見る秋の色合いを逃さないようにカメラに収めてはみても、実際の色は到底出せません。

そんな秋の気配のなかで、お店などにかぼちゃを中心にしたデコレーションが見られ始めました。
                                                        秋の飾り          
スワンの形をしたカボチャ
                           
                           賑々しいお店のデコレーション
                        秋の飾り 

この時期私はちょっと忙しい日々を送ります。
まだ2ヶ月も以上先ながら、クリスマス用のフルーツケーキを焼くからです。
          
            xmas cake

「こんなに早く?」と思われるかもしれませんが、大きな理由の一つは、フランスのノルマンディーの修道院で尼僧として暮らす高校時代からの親友に、焼いたケーキを船便で送るからなのです。

このケーキは、焼きあがるととても重く、加えてチョコレートなどクリスマスなどの甘いクッキーなども詰めるとエアメールというわけにはいきません。

これが習慣になってからもう何年になるでしょう。
修道院の生活はとても質素で、年一回のこのパッケージをとても楽しみにしていてくれています。



先日このフルーツケーキ作りのプロセスを初めてカメラに収めました。

                       xmas cake
                        バターと黒砂糖をあわせる

xmas cake
卵を一個一個入れていく

                       xmas cake
                      ナッツとドライフルーツ(一年間フランディーに漬けた物)を入れ
                      小麦粉を加える

xmas cake
型(これは小さい型)に流して水をはったコンテイナーに入れてオーブンで焼く


そして出来上がったのが最初の写真です。
この後ブランディーを、「これでもか!」(笑)と言うほど刷毛で何回も何回も塗ります。

日が経つほどに味も落ち着き、クリスマスにはなくてはならないデザートとなります。




オンタリオの紅葉

 9月29日(水)

トロントは日ごとに秋の風情が深まり、市内でもそこここで紅葉を見ることができるようになって来ました。ここに住む人は、何処に出かけなくても、市内を貫いて走るハイウェーのDVP(Don Valley Parkway)からのそれが一番素敵なことを知っているのです。

        紅葉8

それでもこの季節になると、やはり街から少し離れて北にドライブをしてみたくなるのも心情です。それがこの時期の慣わしになっている我家でも、先週末車で3時間ほど北に行ってきました。

        紅葉1

でも場所によってはまだ色付きが充分でなかったり、すでに散っていたりしているため、「今日が最高の日」というのにぶつかるのは中々大変です。

        紅葉

「紅葉」を楽しむには幾つかの条件があるのですが、必ず太陽が出て青空の広がる日であることが一番重要です。少しくらい雲っていても、紅葉自身が最高潮ならそれなりに美しい場合もありますが、やはり太陽が大きく左様することは否めません。

遠出の楽しみは、果てしなく広がる「田園の風景」です。
今頃はまだ枯れたトウモロコシが畑に残っているのですが、その傍にハロウィーンの時に大活躍する大小のオレンジ色のパンプキンが沢山ころがっていていたりします。そしてその向こうに延々と続くなだらかな丘の紅葉が、太陽の光に映えて遠目に見える時は、「カナダならではの風景だな・・・」と思わず深呼吸したくなります。

でもこうした風景をカメラに収めて、後から充分に楽しむには私の「普通のデジカメ」ではちょっと無理のようです。(笑)

もう一つこの季節に田舎をドライブをして楽しいのは、秋の収穫物を売る農家の店が所々にあったり、去年はなかった新しいレストランがお目見えしていることでしょう。

             紅葉2

上の写真はまさにその一つで、中には大きなオーブンで焼いた各種類のパンやベーキングしたパイなどが売られています。

             紅葉4

このお店の建物は、ワラを幾層にも重ねて回りをコンクリートで固めて造った建造物のため、今はやりの「環境に優しい」レストランということで、それがもう一つの売りのようです。

         紅葉  紅葉9

入り口近くには、建物の壁がどんな風に出来ているかをディスプレーしていたり、近隣のアーティストたちの造った作品なども沢山売られています。
            
外に出ればリンゴ園が広がり、こんな可愛いリンゴが細い枝にたわわに実っています。

          紅葉5

応用14         紅葉12
レストランの入り口のパンプキンで飾ったディスプレー


ある街道で見つけた農家の前には、沢山の車が止まっていました。
それもその筈フリーのリンゴが山のように置かれていたのです。
紅葉7紅葉6

何しろフリーですからね!(笑)
どんなに形が悪くても、中に虫がいるかもしれないと思っても、皆一生懸命いいものを選びながら貰っていきます。

もちろん私たちも見逃しませんでした。バッグ一杯貰ってきて翌日にアップル・パイを2つ作りました。



トロントで見る中秋の名月

 9月23日(木)

昨夜は見事な「中秋の名月」をトロントでも見ることができました。
 
                名月(小)1

親しい日本人の友だちが「おはぎを作った」というのを聞いて、有無を言わせず押しかけました。(笑)

外のベランダに飾られた、彼女の庭から集めた秋の七草(ちょっと“まがい風”ではありますが・・・・・)のアレンジメントも風情がありましたが、

                    名月(小)2

外で名月を見ながらおはぎを頂くには残念ながらちょっと肌寒く、家の中から大きなガラス窓越しに眺めました。

足早の夏が過ぎ去り、季節は確実に秋を迎えています。

 



トロント国際映画祭 

9月17日(金)  
  
                 TIFF
     
                
通称
TIFFToronto International Film Festival)と呼ばれるトロント国際映画祭(99日〜19日)が終盤を迎えつつあり、指定の映画館を始め、関連の場所には映画人、関係者、ボランティアなどが集まり、街中はいつも以上の賑わいを見せています。

 

今年は1975年にこの映画祭が開催されて以来35年目を迎え、出品された作品も300本以上(短編81篇)になります。

こんなに数があると、一般人は見たい作品を探すのがまず第一の難関で、次には切符を買うのも一仕事。もちろん
on lineでの購入は可能ですが、切符を取りに行く時間も年頭に入れなければなりません。

 

また人気の映画の切符は早々に完売し、プレミアムが付いて売られているようですが、一枚30ドルほどになるものもあるとかで、余程思い入れのある監督や俳優の作品でなければ、普通の人は正直手が出ないのです。
となると、(毎年思うことですが)かなりの時間的融通のある人、またお金のある人でないと中々すべてをエンジョイするのは難しいということになります。

 

そんな中、13日(月)にはベトナム、韓国、日本の映画関係者を中心に「アジア映画産業ネットワーク」の人々が、トロント国際交流基金が催す懇親会に集まりました。

  TIFF TIFF 
     トロント国際交流基金での懇親会                  リンダ・ホ−クランド監督


TIFF TIFF

      園田枝里子監督             園 子温(そのしおん)監督

ここで驚いたのは、聞きしに勝る韓国の映画産業への力の入れようでした。入り口で配る分厚い書籍類は全てフリーで、しかもしっかりと英語に翻訳されているのです。
翻って日本の薄っぺらいパンフレット!

                    
                    
  日本のパンフレット(2010) 
  左側は2009年のもの!                韓国の英訳された分厚い書籍類

 TYFF  TIFF


今年日本からは以下の9作品が参加しています。

     ノルウェイの森(原作:村上春樹) トラン・アン・ユン監督(ベトナム人)

     告白 中島哲也監督

     玄牝(げんぴん) 河瀬直美監督

     冷たい熱帯魚 園 子温(その・しおん)監督

     十三人の刺客 三池崇史監督

     ANPO リンダ・ホーグランド監督

 

【短編】

     Landscape, semi-surround 園田枝里子監督

     Tokyo – Ebisu 西川智也監督

     Le Projet Sapporo「札幌プロジェクト」マリー・ホセ・サンピエール監督 
 

話題の「ノルウェイの森」は、観た人によって意見が分かれますが、小説をすでに読んでいる人には物足りなさが残るようです。映画の方が原作より良いと言うことはめったにない一例かもしれません。

 

私は「玄牝(げんぴん)」(河瀬直美監督)を見たいと思っていたのですが、何ともラッキーなことに切符が手に入ったことで、夜の900pmからのショーに足を運びました。映画館は半分も埋まっていなかったのですが、考えていたよりずっと見ごたえのある一本でした。

これは女性の出産にまつわるドキュメンタリーですが、
見終わった今でも、うっそうと生い茂る木々を伝わる風の音、木漏れ日、妊婦たちが薪を割る音などが耳に心地よく残っていますし、河瀬直美監督特有の、ロングショットのカメラワークで撮った自然の風景が目に焼きついています。

     TIFF   TIFF


余り手を加えず、あるがままの状況を伝えるドキュメンタリー映画というものを、私はこよなく愛する一人です。
この作品は「妊娠・出産」という荘厳な人生経験に向けて、不安と期待に輝く女性たちの、みずみずしさが偽りなくストレートに伝わって来ました。


でも映画は、通り一遍の「出産物語」では終わっていません。
 

子供を産んだ経験のある女性は、きっとその時の自分を思い出すでしょうし、これからその過程を通る人には、未知の世界の不思議を感じさせてくれることと思います。

 

セリフはすべて、出演した女性たちが自由に話す会話を録画して話が進んでいきます。

その中で一番多かった言葉は、出産後、何度も何度も何度も口から出る「ありがとう」でした。

その一言以外には何も言えなかった私自身の遠い昔の記憶とダブって、深い感動を味わいながら見終わりました。

          

  


新装なったホームページ

9月11日(土)


今日、9月11日にWebサイトのデザインを一変し、新装成ったホームページを立ち上げました。



今回はご覧のように白・黒で統一し、写真をクリックするとカラーのphotoが現われるという二重構造です。「見た目がとてもプロフェッショナルで、大人の雰囲気が感じられる」なんて言って下さる方がいて気をよくしています。ウェブマスターは今までもずっと私のHome Pageにかかわってくださった佐藤須美さんです。

 

考えてみると、初めてWebサイトなるものを開設したのは2000年ですから、今年で10年目を迎えたことになります。 



このblogは、主に日々自分が感じる思いなどを気軽に書いて行きたいと考えていますが、他にもカナダや日本に出す不定期の寄稿記事、トロントの仲間とやっている文集の原稿、或いは旅行記なども加えたいと思っています。そのためにタイトルを「All Around Me」としました。



今後どんな頻度で書けるか定かではありませんが、「カナダ社会考」「新刊 日本人の国際結婚 〜カナダからの報告〜」の更新と共にお読みいただければと願っています。

 

                  9年目になるWTC崩落の日に



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